2013年3月7日木曜日

原発事故から2年、汚染された環境

間もなく、3月11日がやってきます。元通りの日常を過ごしているとあの日体験した停電、寒い一夜、ガソリン、水、食料不足で何時間も並んだことが忘れてしまいそうです。

福島は地震、津波の被害に加え原発事故の三重苦に遭っています。
ふるさとを離れ避難している人達は明確な将来も立たないまま2年を迎えました。

果物を生産してきた私達もこの原発事故の影響がどのような形で出てくるのかとても心配していましたが、風評という形で残り、可能な限りの検査体制で安全を訴えていてもまだまだの感があります。

先日、二本松市の山林、大沢川流域のカエル(乾燥重1キロ当たり)から6、700ベクレルの放射性セシウムが検出されたと報道されました。水性昆虫や落ち葉の中のミミズなどを食する食物連鎖の上位にある野生動物は理解のできることです。
 以前に、チェリノブイリの事故で放射性物質を取り込み易い野生のきのこを野生のシカが好んで食べ、それを狩猟した鹿肉を食べた人が内部被曝したお話を学習院大の村松教授から伺ったことがあります。
福島でも原発の近くの野生イノシシから何万ベクレルもの放射性セシウムが検出されました。
モグラやミミズなど土中の動物を食する動物なので理解できます。野生の鳥や動物もその肉が食用禁止になっているためにハンターの狩猟の姿もめっきり減っています。
海に住む魚もまだほとんどの種類は漁の解禁にはなっていません。

先日、県から水性生物の放射性物質のモニタリングの結果が発表されました。
福島盆地の中央を流れる阿武隈川、ここには山から流れる、谷川、小川、生活水、側溝の水、田畑の水など最終的に集まるところです。
ここでの結果は1キロ当たりのセシウム137の値で藻類が94、水性昆虫199、甲殻類156、魚類39、両生類104、枯葉等1330でした。

福島で生産されるコメ、野菜、果物は95.5%は検出されておりません。4%は検出されてもほとんどが50ベクレル以下の基準値以内となっており、100ベクレルを超える数品目は出荷禁止のものもあります。

今後も今回の事故がこの環境に及ぼした影響は様々な研究がなされると思いますが金銭では取り返すことのできない美しい自然が汚染されたことはとても悲しい出来事と思います。

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