2012年1月26日木曜日

安心を得られるか、新基準値

食品に含まれる放射性物質の基準値が4月から厳しくなります。
原発事故以来暫定的に設けられていた諸外国の基準値を参考に年間5ミリシーベルトの被曝を想定してのものから年間1ミリシーベルトと5分の一に厳しくされる予定です。
一般の消費者はこれをどう受け止めるかが問題です。
諸外国の基準値を見てみると比較的厳しい中国や台湾が210ベクレルから800ベクレル、韓国が370ベクレル、シンガポール、フィリピン、マレーシアなど東南アジアの多くの国は1,000ベクレル、米国は1,200ベクレルと高い基準を設けています。
このような諸外国から比べると今回の日本の基準値、一般食品100ベクレル、飲料水10ベクレルはかなり厳しいと思っているのですが一般消費者はどのように受け止めているのでしょうか。
私が消費者の立場になってみれば購入、消費する時点でどの程度放射性物質が含まれるのか含まれていないのかわかりやすくする事、そのためには生産地、流通段階、消費地での検査点数を可能な限り多くして消費する方達に正確な情報を提供することが大切になってくると思うのですが・・・・・・
あとはその人の価値観や考えで何をどう選ぶかは自由であるはずです。
自分の体内に取り入れられ、無味無臭な物質だけに厄介ものです。
この放射性性物質とはこれからもいろいろと付き合って行くようになると思います。

2012年1月12日木曜日

新春、桃加温ハウスビニール被覆

今年も新春早々桃の加温ハウスのビニール掛けをおこないました。
今年で16年目になります。
落葉果樹(秋に落葉して開花、実をならせる果樹)は種類により落葉してからある一定の低温に遭わないと開花して結実しないことが知られています。桃の場合の低温要求量は7.2度C以下で1,800時間以上遭遇させる必要があります。ここ福島での積算低温が完了するのは1月10日頃になります。昨日5度C~15度Cの温度設定で加温を開始しました。

2012年1月1日日曜日

Never forget 3.11  (震災を忘れない)

新春を迎えました。
昨年は皆様には稚拙な私のブログをお読みいただいて有難うございました。
今年こそ皆様にとりまして幸せ多き年に成りますよう心よりお祈り申し上げます。
今年もまた果物つくりを通して生育状況や所感を書いていきたいと思っています。

昨年はなんと言っても経験したことの無かった大震災、原発事故で明け暮れた一年でした。
私達を取り巻く生活も仕事も大きく一変して、人類の文明にも一石を投じ、何が幸せか皆一様に真剣に考え、折りしも、世界一幸せな国、ブータンの国王夫妻もお見舞いに訪れました。

数十万年とも数百年万年とも云われる人類の歴史のなかで、エジソンが電球を発明してから200年も経たないし、ライト兄弟が始めて飛行してから約100年あまりですので外国に行くにも飛行機があたりまえ、電気、水、ガスも栓をひねればいくらでもあるのがあたりまえ、世界中の食べ物や品物が街には溢れている日常にこれで良いのかと真剣に考えさせられた1年でした。

かつては日本は貧しく、文明も欧米には劣っていたとはいえ秩序正しい2,000年の歴史を持つ日本と日本人は世界のなかでも素晴らしい国民と思っています。勤勉で正直で今回の震災でもそのことをつくづく感じます。日本が経験したことの無い敗戦から復興した戦後の奇跡を外国の人々は驚いています。3.11を日本のturning point(転換期)としてこの出来事は後世に語り継いでいきたいです。