2010年12月29日水曜日

今年も残り2日となりました

いろいろあった今年2010年も残すところ2日となりました。今年を一字で表すと「暑」だそうです。
秋口まで続いたあの暑さはまだ私達の脳裏に残っています。
上陸した台風の数も例年に無く少なかったです。地球的規模で気象の異常変化は確実に起こっている事を実感しています。
人間が長い間続けてきた文明行為は少しづつ崩れ始めています。かつての自然を取り戻すためには長い時間がかかりますが方向を間違わずに少しづつ進む必要があると思います。
今年のくだもの作りを振り返っても納得のいく満点の出来の作物は無かったように思います。
桃も長雨と旱魃は桃の樹にとってもストレスがかかり着色不良果や軟い果実が多く生産されて良品割合が少なく減収でした。りんごも早生や中生の品種は不作、晩生のふじも着果量は充分でしたが高温、旱魃の影響は大きくあとあとまで小玉のために減収となりました。野菜も含め農作物全般の不作は価格は高値で推移しましたが生産者の収入は減収しております。
来年は是非いい年になることを期待して年を越したいと思います。

2010年12月16日木曜日

りんご新品種試作会40周年記念事業

福島市内のりんご生産者で作る福島市りんご新品種試作会が今年で発足して丁度満40年目を迎えます。会では40周年を記念して市内にある53の施設に会員が丹精こめて作ったサンふじ1,778個を寄贈することにし、昨日その贈呈式を知的障害者授産施設「太陽学園」で行いました。一人に一個づつわたるように個数を準備し市役所の協力を得てそれぞれの施設に配布を行いました。
会が40年を迎える事が出来ましたのも行政、指導、研究機関、諸先輩など多くの方々の支えがあったからこそ今日があると感謝の気持ちで一杯です。時代とともに消費者がりんごに求めるものも変化してきます。生産者として敏感にその変化にも対応しながら福島にあったりんごつくりを心がけていくつもりです。

2010年12月3日金曜日

今年もふじの収穫が終了

先月の17日から始めたふじの収穫が昨日で全部終了しました。一応収穫箱に収まってはいますがこれからの品質区分、選果選別の仕事が1週間~10日はかかるでしょう。今年は台風や季節風などの気象災害はなかったのですが夏の猛暑の影響により果実の肥大が抑えられて平年より1~2階級は小玉という結果となりました。その分は収量が落ちていますし、カッパン病やスモモヒメシンクイなどの病虫害も一部発生して反省点も多かったふじの収穫でした。病虫害や着果量は次年度への影響も大きいので心配です。
この時期になると今年もあとわづかとなりあっという間の一年だったと感ずるのは年のせいかなのかと思うこのごろです。いろいろと静かに一年を反省してまた次年度に備えたいと思っている忙中閑の心境です。

2010年11月17日水曜日

サンふじの収穫を開始

今年もサンふじの収穫を今日から始めました。本当に完熟しておいしいものを目指して収穫できるのは福島では早くて11月15日、完熟を目指す人は11月20日ころからです。今消費者は皆本物を求めています。JAや市場は10月末頃からふじを要求してきますがそれは偽者です。価格がとれるからと言って早出し出荷を続ければいずれは消費者からソッポを向かれるのは明らかです。市場もJAの今の姿勢は間違っています。福島はりんごの早場産地ですが収穫時期もふじ本来の完熟まで置ける国内でも暖地産地にもかかわらずよく知らない市場人の言うままに行動していると市場からは消えていく運命になるでしょう。かつて湯野農協時代や福島市飯坂農協時代に日本一のふじ産地を目指して消費者に受け入れられる本物をのりんごを目指していた頃が懐かしいとつくづく思うこのごろです。
早撮り奨励するJAとは一線を画して本物のふじの収穫に今日から始めました。

2010年11月14日日曜日

最近涙もろい自分

このブログでは今まで果物の生育状況などを書いてきてあまりプライベートの事は書いてこなかったのですが最近は年のせいか自分の気持ちも少し書きたいと思うようになり、ここ63年も生きてきますといろいろと自分の過去と重ねあわせたりして感慨深くなることも多いです。
先日、平塚の農水省園試で同期の研修生だった一人がこの度、長年の努力が報われ献上米に選ばれて奥さんと一緒に皇居でその儀式に参加してきたとのことでした。毎年自分の産物を送ってくれるのですが今年はいつも送って頂く産物のなかに袋に入った献上米が入っていました。思わず感激の涙が出てしまいました。わが事のように嬉しかったです。もうひとつはわが小3の孫の学習発表会です。ミュージカル劇の主役を堂々と演じる姿にまた涙、この世にうまれてまだ9年足らず、その成長ぶりに感激するばかりです。年を重ねてくると涙もろくなるというのはこの事なのかと最近つくづく思います。

2010年11月4日木曜日

今秋一番の冷え込み

お彼岸過ぎから先月にかけては比較的暖かい日が続きました。りんご「ふじ」も猛暑のあとを引きずりながらもその後の降雨などもあって生育は比較的順調に進んできました。気温が高めに推移してきたことでいつまでも葉が活動していて果実の青みがなかなか抜けてこない、色がつかない、蜜入りが遅れているなど栽培者の間では挨拶代わりになっていましたが10月も末頃から色も蜜入りも進んできています。
今朝、自宅前の温度計は3度Cでこの秋一番の冷え込みとなりました。このような寒さが入ってくると着色はもちろん蜜入りも進み最後のふじの品質に磨きがかかってきます。ここ福島の11月上旬の平均最低気温は5度C、中旬が3.6度C,下旬が1.7度Cですので中旬から下旬の気温ということになります。
この気温の急激な変化で体調を崩す人も多くなってきました。
周囲の紅葉も里まで下りつつあり秋は確実に深まってきています。

2010年10月28日木曜日

りんごの試食懇談会開催

今年で22回目となるりんごの試食懇談会が県、市などの行政、市内の旅館、ホテルの関係者、各団体の代表者、学生など106名を招待して去る15日、市内のホテルで開催されました。主催は市内でりんごを生産している福島市りんご新品種試作会で会員の生産した新品種など今の時期に収穫される7品種が提供されました。これは消費者の皆様からの率直なご意見を伺い、今後の品種選びや栽培に生かすことと、参加された皆様に福島りんごの良さを広めて頂きたいことの二つのねらいがあります。
現在栽培の主力になっています「ふじ」をしのぐ品種はいまだ出現してはおりませんがもう少し品種分散をしていきたいのが私達の願いでもあります。
22回も1年も休まず続いていることにも意義があり「継続は力なり」と思っているところです。

2010年10月20日水曜日

平塚桜会の開催

去る、10月13日~14日かつて農水省園芸試験場で研究、研修のために在場経験のある人達の組織「桜会」の同窓会が福島で開催されました。桜会の会員は全国に数千人おりますが平塚にS.30年代~40年代の人達に限って声をかけました。参加された当時の技官さん、研修生など懐かしい顔ぶれ約40名が参集しました。自他ともに年令は重ねましたが中身は昔と変わらずとても懐かしく楽しいひと時を過ごすことができました。県果樹研究所や私のりんご園を視察した後、一次会、二次会の懇親会では話がつきませんでした。先輩方のバイタリテーにも驚かされました。日本の園芸界を背負ってきただけに年を感じさせませんでした。翌日は紅葉で見ごろを迎えた吾妻スカイラインを堪能し四季の里のビール園でジンギスカンを楽しんで再開を約束して散会しました。皆様の更なるご活躍をご祈念しております。

2010年10月7日木曜日

今年のりんごの出来具合は

ついこの前までの猛暑もお彼岸を境に急に涼しくなりました。9月末まで桃を収穫してましたがもうりんごの季節です。
りんご園に足を踏み入れてみると猛暑の影響が随所にみられます。まず、果実の肥大が高温,乾燥のために平年より1~2階級は小さい事、カッパン病、黒点病、キンモンホソガなどの病害虫の発生も散見されます。
果たしてりんごになるのだろうか猛暑の中では心配していましたがこのところの雨と涼しさが入り着色も順調に進み肥大も挽回してきていますので一安心しているところです。
昨日は着色増進のための反射シート敷きが終了、10月1日から始めた葉摘み作業も順調に進んでいます。
桃収穫出荷作業の疲れを引きずったままりんごの季節に入ってしまいました。
ちょっと一息つきたい気分です。

2010年9月23日木曜日

黄貴妃の収穫が終盤

つい先日まであの暑さだったのが昨日からの豪雨で気温が急降下、今日の最高気温は15度と肌寒い日となりました。
予報では彼岸の中日は雨とのことでしたので昨日で黄貴妃の収穫をあらかた終え、一時冷蔵庫にストックしました。23日は出荷休みですので24日以降の出荷に対応する予定です。今年の桃は早生の日川白鳳や暁星の出来も販売成果も良かったですしあかつきの出来はいまいちでしたが後半の川中島白桃やゆうぞらの出来も販売も良かったです。最後の黄貴妃も出来はいまいちでしたがいい販売成果でしたので今年の桃は猛暑の中で健闘したと思っています。
桃が終わった途端に涼しく、りんごの節に入ります。

2010年9月13日月曜日

台風10号、恵みの雨、暑さ和らぐ

昨日、久方振りにまとまった雨がここ福島でもありました。恵みの雨です。この雨はなんと梅雨明け以来ほぼ2ヶ月振りです。大地すべてを潤すこの雨の恩恵を受けることができました。桃は潅水でなんとかしのぐ事が出来ましたがりんごについては2度の潅水だけでは納得のいく生育とはなってはおりません。どちらかといえばりんごは涼しいところの作物ですので朝晩の涼しさが果実の肥大にも必要となります。
台風10号くずれの低気圧は雨とともにこの猛暑にピリオドをつけてくれました。
朝夕は今までと異なりかなり涼しくなりました。北の高気圧が張り出してきました。
一昨日からは最後の桃「黄貴妃」の収穫、出荷に入りました。出来具合は良好です。
潅水作業にも苦労しました。今年のこの猛暑は桃の消費にもいい影響を与えたと思います。暑さの中収穫作業に苦労はしましたがおいしい桃を生産することが出来、桃栽培にとっては良かった年だったと思っています。

2010年9月8日水曜日

いつまで続くこの猛暑

梅雨明け以来つづいている猛暑、9月に入っても連日35度以上の暑さが続いています。夜明けが遅く、日暮れの時間は確実に早くなっているのが秋の気配を感じさせるのですが日中の暑さとなるとはあの盛夏の頃とまったく変わりません。地球規模で変化していると思われるこの気象の変化は記録づくめとなっています。人間の体は不思議とこの気温にも慣れ対応も可能になってくるのですがそれでも暑さに対応出来ずに熱中症で亡くなった方もかなりの数にのぼっています。
私達の生活にも大きく影響しています。この旱魃で野菜、果物、の農産物の生育はかなりの減収が予想されます。私のりんご園もこの夏2回の潅水をやりましたが日中の高温ばかりでなく夜温が下がらずに果実の肥大は劣り小玉傾向です。
気象庁の今後の予報によると現在の台風9号の来襲で一時気温は下がるがまた来週以降は30度以上の日が続き、10月に入っても気温の高い日が続くとのことですのでりんごの着色にも心配されます。早く平年並みの涼しさに戻って欲しいところです。

2010年8月25日水曜日

連日の猛暑、樹園地の潅水作業

連日、半端な暑さではない。昨日福島では38度Cを記録しています。体温を越す暑さはさすがに体にこたえます。今年の桃は口をそろえておいしいとの返事が返ってきますが栽培者にとってはいまいち納得のいかない出来具合です。一言でいえば暑すぎます。夜温が下がらず日中も35度以上が続くと光合成も衰えてきますので桃の樹にとってはストレスがかかります。又、土壌水分もこの高温乾燥続きで潅水が必要で連日潅水作業に追われています。長期予報によると秋の到来は遅くなりそうとの事で、今年の冬に福大の渡邉先生の講演をお聞きした時日本上空の偏西風の蛇行が異常気象変動を起こしているという内容の話がまさに現実に起こっていると感じています。これも地球温暖化の一現象だと思います。私達の栽培作物や生活に大きな影響を及ぼしています。

2010年8月18日水曜日

納得できなかった今年の「あかつき」の出来

今年も5日から始めたあかつきの収獲でしたが収獲に入ってみていつもと少し状況が違いました。玉の伸びは充分、糖度の乗りも充分なのですが色着きが悪く、軟化した実が多いのです。長雨のあとの35度を越す連日の猛暑続きであかつきの樹に異変が起きていたものと思います。これはあかつき栽培者が口をそろえて話していることから栽培よりも天候の急変が原因となっていたと思われます。また桃の樹にとって35度をこす高温は光合成を鈍らせるといわれていますのでとにかく今年は暑すぎました。
今日残っている下枝のあかつきを収獲して今年も終了となりますが反省も多かったです。私も40年以上、系統番号「れー13」の時代からあかつきを栽培してきましたが同じ年は1年もなくきましたので特に驚きはしませんが勉強の連続は続きます。
しかし食味はよくてお送りした多くのお客様からとても美味しいと喜ばれたのがせめてもの救いとなっています。間もなく「ゆうひめ」の収獲に入ります

2010年8月2日月曜日

猛暑続く、あかつきの収獲始める

相変わらず、35度を越す猛暑日が続いています。今年着果量の多かったりんご「ふじ」の修正摘果もほぼ終了しようやく桃「あかつき」の収獲の体制に入りました。昨日、樹勢の弱い熟期の早い樹の見回り収穫を行いました。種割れの異常果を中心に収獲を始めました。今、収獲中のものは糖度はありますが渋みのあるものもあって贈答用などには使いたくありません。明日は暁星の残りを全部収獲を終了してあかつきに入る予定です。長雨のあとの猛暑は桃の樹にとってはかなりストレスがかかっているのではないかとみています。明日からそろそろ収獲に入り10日前後ころが最盛と予想しております。玉伸びも良く出来は悪くはないので頑張ってこの天王山を乗り切りたいと思っています。